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友人Mとスーベニア


“遠くから眺めていると、あの2枚がセットに見えてくるね。それぞれの朝焼け。”

そう言って2枚を指さして、思い出話をしてくれた友人M。

“小学3年生か4年生の頃。僕は出来が悪かったから、その夜も宿題を終わらせられずにいて、寝ちゃったのか、気がついたら朝陽が差そうとしてたんだ。それを見て、なんとも言えない複雑な気持ちになって、泣いてしまった。あの絵を見てると、その時を思い出す。”

宿題を終わらせられないもどかしさ、情けなさ。だけど何より涙の理由は、朝焼けの美しさだったんじゃないか。

自分の絵を通して、そんないつかの美しさに触れてもらえて、とても幸せな気持ちになった。


スーベニア 山田雅哉ドローイング展

昨日終了しました。お越しくださった皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました。そして「スーベニア」としてお持ち帰りいただいた沢山の方へ、重ねて心からの感謝を申し上げます。

また、観ていただけますように。